外資系で英語ができなくてつらい場合に考える3つの選択肢と対処法

アイキャッチ_英語がつらい

外資系企業で英語の会議予定が入るとソワソワして他の仕事が手につかない――。

英語で話そうとしてもうまく言葉が出ず、恥ずかしい思いを何度もしている――。

メールや文書を英語で書くスピードが遅く、仕事効率が下がっている――。

外資系企業では英語ができないとメンタル的につらい状態になることがあります。

この記事では、今では外資系企業で日々英語を使って働く筆者が、英語をうまく使えていなかった当時考えていた3つの選択肢と、つらい状況を切り抜ける方法についてご紹介します。

外資系企業にいながらうまく英語を使えていない方は、ぜひ参考にしてください!

筆者:RIO
・大手外資系メーカー マーケティング マネジャー
・入社前はTOEIC 935点だったが会社では全く英語が通用せず
・日常生活の中に英語を取り入れることに強いこだわりを持ち英語力をアップ
・日本生まれ日本育ちながら英語力を向上させ、現在日々英語を使って仕事を行う
・2児の親

目次

英語がつらい状況への選択肢その1:
外資系から日系の会社に転職する

面接を待っている人

まずはもう外資系から抜け出してしまうという考えです。

結論からいくと、以下3つの理由からこの選択肢はあまり筋が良いとは思えませんでした。

  1. 日系企業への転職は給料が下がる可能性が高い
  2. 日系企業のウェットな人間関係が合わない可能性がある
  3. 日系と外資系企業のコンプライアンス意識の違いにとまどう可能性がある

日系企業への転職は給料が下がる可能性が高い

まず、もちろん企業によりますが外資系企業から日系企業に転職すると給料が下がるケースがおおいでしょう。

筆者には、頑張って上げてきた給料を英語のせいで落としたくないという意地がありました。

給料は自分や自分にとって大切な家族の生活レベルに影響します。安易にゆずりたくはありません。

実際、外資系の方が給料は高い傾向にあるというのが一般的です。

例えば、筆者の勤める会社はメーカーですが、30代前半で1,000万円を超えるというのは割と普通です。

30代で部長クラスにもなることも可能なので、その場合は1,000万円台後半~2,000万円越えまでは30代で射程圏内ということになります。

一方、日系のメーカーでは30代でこの給与水準を出せるところはごくわずかでしょう。筆者も少し転職活動をしたことがありますが、日系のメーカーは1,000万円切っていたところがほとんどでした。

給与を下げたくなければまた外資系に行くか、日系ならコンサルティング業界や金融業界など業界として高い給与水準のところへいくしかないと思った記憶があります。

そのような業界への転職はまた別の困難が発生する可能性があり、例えば長時間労働など、英語でつらい思いをしているよりももっとつらいことがあるかもしれません。

給与を維持しながらの日系企業への転職は難しいと考えました。

日系企業のウェットな人間関係が合わない可能性がある

人間関係についても筆者は外資系の方があっていると考えました。

もちろんこれも企業によりますが、人間関係は外資系の方がドライというか、ほどよい距離感でしょう。

実際に日系企業で働いたことはありませんが、日系企業で働いて筆者の会社に転職してきた人の話や、逆に日系企業に転職していった人の話を聞くと、相対的に外資系の方がドライな印象を持つ方が多いようです。

家族との時間を大切にしたり、ハラスメントに対する意識が高いためにあまり個人的な話題に踏み込まないため、人によってはそれをドライと捉えるのでしょう。

例えば筆者の会社は、家族との時間を大切にする同僚が多いです。

家族との予定があるから休みを取るとか、飲み会を断ることは自然なこととしてみなされますし、執筆現在(2023年3月)はリモートが多いですが出社していた時代も18時には帰って家族と時間を過ごす人が多かったです。

そもそもフレックスタイム制のため、成果を出していれば働く時間帯には縛られません。

産休・育休を取ってももとのポジションに戻れることが保証されています。男性育休の取得も進んできました。

これらは筆者の勤める会社の例であり、他の会社では違う部分もあるかもしれませんが、筆者にとっては当たり前の環境という感覚です。日系企業に勤める人の話を聞くと、筆者の会社は世の中一般的には進んでいる方なのかなと感じます。

上司より先に帰れない・飲み会が頻繁にある・先輩の誘いは絶対に断らない・プライベートが筒抜けになっている――。

このようなウェットな (?) 人間関係はあまり想像できないですが、実際にあるのだとしたらそれはつらいと考えました。英語ができなくてつらいと感じるよりも。

日系と外資系企業のコンプライアンス意識の違いにとまどう可能性がある

また、コンプライアンス意識は外資系企業の方が進んでいるでしょう。 それにより、純粋に成果にコミットしやすい環境ができています。

コンプライアンスに違反するような無茶な要求が社内から来ることはありませんし、実際に違反することによって自分の身を脅かすような不安な気持ちに駆られることもないため、純粋に目の前の仕事にコミットできます。

例えば筆者の勤める会社では、人によっては過剰と捉えられるほどコンプライアンストレーニングが徹底されており、法令遵守はもちろんのこと、ハラスメント防止など、コンプライアンス遵守が徹底的に刷り込まれています。

eラーニング形式で頻繁にトレーニングを受けますし、何人かの同僚で集まってCompliance Dialogueと称して、ケーススタディを行います。

実際に自分がそのような場にいたらどのような行動を取るべきか、そもそもそのような状況が発生しないように今から何を意識しておくべきかといったことを話し合います。

最初は正直「面倒だな」と感じながらやっていることも多かったですが、何度も何度も繰り返しやっていると、日々の生活で意識が高まっていることを感じます。

このようにしてコンプライアンス順守の意識が社内に浸透しているため、上司やチームメイトからコンプライアンスに違反するような無茶な要求が来ることは一切なく、気持ちよく仕事ができます。

自分のしている仕事に罪悪感を持たずに成果にコミットできる、これも外資系企業で働くメリットです。

コンプライアンス違反のおそれがある仕事に悩むつらさよりも、本質的に仕事に関わるつらさである英語に悩む方が幸せかという考え方もあるかなと思いました。

以上、もちろん企業によるのですが、英語が理由での日系企業への転職は、日系企業が自分に合わなかったり、外資系企業のメリットを失うにはもったいないと考え、この選択肢は最終手段の位置付けとなりました。

英語がつらい状況への選択肢その2:
外資系社内で英語を使わないポジションへ異動する

女性ビジネスパーソン

続いて転職はせずに社内の別のポジションで、英語を使わない所へ異動するということを考えました。

結論としては、自分がそのポジションにやりがいを感じられそうであればアリだと思います。

転職ほど難易度が高くなく、英語を使わなければならない環境とはサヨナラできるかもしれないからです。

例えば筆者の会社では、営業部は部長クラスでない限りほとんど英語を使うことはありません。

一般的に外資系企業の日本法人は、基本的には日本の顧客を相手に日本国内の売上を最大化することがミッションとなっているケースがほとんどです。

従い、そのミッションを遂行する営業部の現場は、相手は基本的に日本人顧客であり、英語を使わないケースが多いでしょう。

また、筆者の会社では、営業部の現場に近いメンバーが、本部へ直接報告やディスカッションを行うこともほとんどありません

もし営業部が英語を使わない会社で、そこで働くイメージの持てる方であれば、営業部に異動するというのはアリかもしれません。

転職ほど難易度は高くないでしょう。

営業部は一例ですが、他にも英語を使わない部署があれば、そこで働く自分をイメージしてみましょう。

そこにやりがいを感じられそうであれば、転職よりは現実性があります

筆者の場合は、マーケティング部に所属していますが、もともとマーケティングに興味があったため異動という選択肢はなく、選択肢その3に続くこととなりました。

英語がつらい状況への選択肢その3:
外資系社内で英語を使う場面を切り抜けながら英語力を上げる

山に立つ女性

筆者はこの選択肢を取りました。

英語ができなくてつらいと悩む読者の皆さんにも、まずはもう一踏ん張りしてこの選択肢を取ってもらいたいと思います。

なぜならそのつらい場面にはある程度の対策があり、対策をしながら時間をかけて英語力を上げていけば明るい未来があるからです。

まず具体的に、英語ができなくて最もつらいと思う場面はどのような場面でしょうか?

英語を使わなければならないシーンは様々ありますが、筆者は英語の会議だと考えます。

多くの英語初心者の方が英語の会議に苦しんでいるでしょう。

外資系で最もつらいと感じるのは英語での会議

出たとこ勝負感の強い英語の会議は、英語初心者にとってつらいポイントが多くあります。

英語の会議では、自分のプレゼンテーションがあればうまく話せるか緊張しますし、質問が来たら頭をフル回転させて答えなければなりません。

ディスカッションに入ろうものなら、自分の意見を納得感があるように説明したり、事実を分かりやすく伝えなくてはなりません。

日本語でも難しいものです。

またそういったことを考え、ほかの仕事が手につかなくなったり、準備に時間をかけすぎることもあるでしょう。

筆者の会社でも、あまり英語ができない人が事前に細かい英語スクリプトを用意していたり、当日うまく喋ることができず落ち込んでいたりするのをよく見かけます。

筆者もそうでしたが、英語があまりできない期間は、プレゼンやディスカッションをパーフェクトにこなそうとしても不可能です。

そもそもパーフェクトにやろうなどと考えず、いかに切り抜けるかを考え、その間に英語力をアップさせていくことに集中することが重要です。

筆者はこの点に注力し、現在外資系企業で英語を使って楽しく仕事ができています。

以下で方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

切り抜けなければいけないのは質問回答やディスカッション

まず、英語の会議では自分のプレゼンは準備でなんとかなります。

本当に切り抜けなければならないのは質問回答や、ディスカッションです。

これらのシーンで、やばい雰囲気になるのは以下の3つです。

  1. 相手が何を言ったのか聞き取れなかった
  2. 相手の質問に対してうまく英語が出てこない
  3. 意見を求められたがうまく説明できない

これらのケースが何度も発生すると、非常につらくなってきます。

筆者が行ってきた対策を以下それぞれご紹介しますので、参考にしてください。

1. 相手が何を言ったのか聞き取れなかった
→ 質問を聞き取れなかった場合の返しフレーズを何個も用意する

皆さんは質問を聞き取れなかったとき、いつもなんと返答していますか?

「Pardon?」ではまずいです。

質問を聞き取れなかった場合は、以下の5つの対策を試してみてください。

①素直にもう一度おっしゃってくださいと言う:

Sorry, could you say that again? Could you repeat that? 
「もう一度おっしゃっていただけますか?」

②マイクのせいにする (オンライン会議の場合):

Sorry, I couldn’t hear you well. could you be closer to the microphone?
「うまく聞き取れなかったので、マイクに近づいてもらえますか?」

③本当は聞き取れなかったが、英語は聞き取れたけどさも意味が分からなかったかのように聞く(特に、質問文が長かったときに使えます):

What do you mean?
「どういう意味でしょうか?」

Sorry, I don’t think I understand what you mean.
「すみません、意味をうまく理解できませんでした」

you mean the…(沈黙するとだいたい相手が分かりやすく再度質問してくれる)

④質問を確かめる:

What you mean is ~? What you are saying is ~?
「~という意味ですよね?」

⑤会議に別の日本人が出ていたら日本語で意味を確かめる:

Sorry, may I talk to xyz-san in Japanese?
「xyzさんと日本語で話してもよいでしょうか?」

いかがでしょうか?うまく使い分けられると、英語を聞き取れなかった気まずい雰囲気を回避できます。

ただし使いすぎていると不信感が生まれるため、やはり基礎的なレスポンス力は必要です。

レスポンス力を鍛えるために筆者が行ったのは、AI英会話アプリの活用です。

英会話スクールに通わずに、すき間時間を使って英語でのレスポンス力を鍛えられました。

特に筆者は「6秒レスポンス」という、日本語を見て6秒以内に英語で回答するトーキングマラソンというアプリが役に立ちました。

2. 相手の質問に対してうまく英語が出てこない
→ うまく説明できない場合の逃げ方を何個も用意する

皆さんは質問に対する答えが曖昧な場合やその場では答えられない内容の場合、あるいは日本語なら答えられるが英語が出てこない場合は何と答えていますでしょうか?

I don’t knowではまずいです。

以下は筆者がよく使っていた4つの切り抜けフレーズです。ぜひ参考にしてください。

①回答が分からなくてすぐ答えられないとき:

That’s a good question. Thank you for asking. I am afraid I do not have information for now. Let me check right after this call and get back to you.
「良いご質問です。ありがとうございます。申し訳ありませんが今手元に情報がありません。この会議のあとすぐ確認の上お伝えします。」

②回答が曖昧でその場で明言できない、あるいは明言を避けた方がよいとき:

That’s a good question. Thank you for asking. My team has been discussing it and the conclusion is still fluid. Let me check with my team and share it with you soon.
「良いご質問です。ありがとうございます。チームでディスカッションをしていますが、結論がまだ流動的です。チーム内で確認の上、共有いたします。」

③自分では回答せず、他の人に振ってしまう(筆者はこちらを特に多用してました):

For this question, I would like to ask xyz-san to make some comments, xyz-san?
「その質問についてはxyz-sanにお答えいただければと思います。xyzさん?」

④上司やチームメンバーの合意がないと答えられないというテイにする

I need to make consensus with my team(boss) to answer the question. Let me have time to discuss with my team(boss) and share it with you.
「その質問に回答するにはチーム(または上司)との合意が必要です。議論の上、共有いたします。」

今では英語を聞き取れ、話せる筆者でも実際に上記のようなフレーズはよく使います。③の「自分では回答せず、他の人に振ってしまう」はセコいですが、結構使います。

また①と②で冒頭に「That’s a good question. Thank you for asking.」と入れていますが、これは筆者の大好きなポッドキャスト「外資系裏技英語」で紹介されているフレーズです。

これは質問に対する回答を考えるための時間稼ぎにとても有効で、なるべくゆっくりと余裕をもって話すと時間稼ぎになります。

基本的なフレーズですが、とてもおすすめのフレーズなのでぜひ使ってみてください。

3. 意見を求められたがうまく説明できない
→ 意見を言うときのフレーズを何個も用意する

相手に分かりやすく、論理だてて意見を言うのは日本語でも難しいものです。

従い、英語で意見を述べるのは難易度が高いです。

しかし、以下のような基本形に当てはめるだけでもかなりマシな発言ができるようになります。

意見を言う際の基本形として、筆者はよく以下のパターンを使います。PREP法などと呼ばれているようで、一般的にも有効な手法です。

結論→根拠・理由→具体例→再度結論

最初に結論を述べる際には以下のフレーズが役に立ちます。

In my opinion ~,

~の部分はxyz is betterのような比較級、I agree with xyzのような誰かへの同意などが良いでしょう。あるいは単に自分の考えることを話しても良いです。

あまり長く話さなくて大丈夫です。

例えば、

In my opinion, we still need to improve initial adhesion of our product abc.
「私の意見では、依然として製品abcの初期接着力を向上させる必要があります。」

その後becauseと続き、理由や根拠を述べます。ここが1番重要かつ説明するのが中々難しい場合が多いですが、以下のようなパターンが使えます。

Because, according to ~,

~の部分は統計的な事実でも、誰かが言っていたことでも良いです。

例えば

Because, according to customer’s feedback, it indicates that the product abc does not satisfy their requirements.
「なぜなら、お客様のフィードバックによると、abcは顧客要求を満たしていないことが示唆されているからです。」

のような感じです。

そしてFor exampleやIn factと続き、例を入れます。例えば

In fact, when I visited one of our biggest customers, xyz, I heard they were not satisfied with our product performance.
「実際、私が大口顧客のうちの一社であるxyzを訪問した際、彼らが性能に満足していないと聞きました。」

という感じです。

そして最後に結論を繰り返すという流れです。

この流れで説明できるクセをつけておくと、だいたいのケースで意見を言うことができます。

うまい具体例がでなければ無理に例は出さなくても良いです。

とはいえ、日本語でも自分の意見を表現するのが難しかったりする場合がありますので、英語ではハードルが高いことは事実です。

「ここで自分の意見を英語で述べるのはちょっと厳しいな」と思ったら、以下3つのパターンで切り抜けましょう。

①特に意見が無いことにし、自分の得意分野に話を逸らす:

Honestly, I do not have specific opinions about this, because I do not think its conclusion would have big impact on our business. I would rather think we should discuss xyz now.
「正直、本件については特に意見がありません。なぜならその結論がビジネスに大きなインパクトを与えないと思うからです。それよりも、今はxyzについて議論すべきでは。」

②とりあえず結論だけ言ってあとは誰かに振る。

I believe abc is better. But I think xyz-san is more suitable to make comments about this. Could you, xyz san?
「abcが良いと思いますが、本件についてはxyzさんにコメントいただくのにふさわしいと思います。xyzさん?」

③意見を述べる権限が無いことにする。

I am afraid I do not think I have right to answer this. Let me check with my team and get back to you.
「申し訳ありませんが、本件については回答する権利がないため、チームに確認して折り返します。」

いかがでしょうか。ディスカッション形式になるとハードルがぐんと上がりますが、上記のようなポイントをおさえておくだけでも違うでしょう。

ただし、やはり基礎的な英語のレスポンス力が必要であることは間違いないため、並行して英語力の向上に努めましょう。

AIと話す英会話アプリは気軽に始められるのでおすすめです。

会議がつらければまずはリスニングと基本的なレスポンスに注力する

会議で最低限のコミュニケーションをして切り抜けるためには、リスニング力や簡単なレスポンス力ができるだけあった方が良いです。

上記で聞き取れなかった場合の切り返しをご紹介していますが、あまりに聞き取れないとかわし続けられないですし、聞き取れてもYesやNoだけでは話が続きません。

英語の会議のためには、まずはリスニング力と簡単なレスポンス力アップに注力しましょう。

また、会議で使うイヤホンなどのデバイスにも気を使い、できるだけ聞き取りやすい環境構築を意識しましょう。

リアルタイム翻訳ツールを使うのもアリ

あくまで「無いよりマシ」程度のものですが、最近では自動翻訳ツールの進化により、リアルタイムである程度翻訳してくれるツールが出てきています。

例えばMicrosoft Translatorを使えば、会議中で相手が言っていることをある程度理解できるレベルで翻訳してくれるようです。

英語が全然聞き取れないという段階であれば、使用してみるのも良いかもしれません。

最終的には開き直りが大事

以上、色々とご紹介してきましたが、最終的には開き直りのマインドセットが大事です。

この開き直りのマインドセットが、外資系で英語ができないと感じるつらさを和らげてくれるからです。

以下では筆者が普段から持っている2つのマインドセットをご紹介します。

開き直り1: こっちは感謝される立場

本部と英語で話をしている場合、こっちは実は感謝されるべき側です。

本部のメンバーと話をする際、母国語が日本語なのにわざわざ相手に合わせて英語を話しているのはこっちだからです。

本部の人たちが潤うように必死に日本での売上を上げ、その内容を相手が分かるように英語で報告しているのはこっちです。

そのことに感謝されるべきです。

英語ができないことに引け目を感じる必要はありません。

わざわざ英語で報告してあげていることに相手からの感謝の言葉があってもいいくらいです。

これくらいの気持ちの余裕を持ちましょう。

開き直り2: 自分の英語力なんてそんなもの

また、自分が英語がまだあまりできないことについては、そんなものだと開き直りましょう。

この開き直りによって気持ちがラクになりますし、開き直ってもなんら悪いことは起こりませんので。

筆者の会社には、完璧に正しい英語を話していなくともガンガン喋っている他の国の同僚が大勢いますが、彼らは自分の英語が文法的に正しいかなど気にしていません。

逆にたまに本部の人間が回りくどい言い方をしていたら、「もっとシンプルに言うと?」とか、「もっと普通の英語使って」とか言っています。

自分の英語はどうあがいても今はこれくらいだから、会議では相手に合わせてもらおうくらいの開き直りで臨みましょう。

その上で、伝えたいことを一生懸命伝えようとしていれば相手は理解してくれます。

自己肯定的なマインドセットを持ち、大きな声で堂々と話しましょう。

少しでも相手に伝わったかな?くらいの感覚があればその会議は十分成功です。

なお、開き直りはあくまでそういうマインドセットで怖気付かず会議に臨みましょう、というもので、英語力アップの努力は惜しまず続けましょう!

英語力が上がり、本部と対等に話せるようになるともっと仕事が楽しくなるはずですよ!

英語の会議などを切り抜けつつ、ビジネスで通用する英語を身につけていくことにも力を注いでいきましょう!

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