外資系で英語ができない人の特徴 | 伸びる人との違いを理解する

ビル

ずっと英語を勉強しているのに英語力が伸びない――。

外資系企業で英語が伸びている人と伸びていない人からそれぞれ話を聞いていると、それぞれに特徴があることが分かります。

この記事では、大手外資系メーカー勤務の筆者が、職場で英語が伸びない人、伸びた人から話を聞いてきた経験から、その違いについてご紹介します。

ぜひご自身の英語学習を見つめ直すきっかけにしてください!

筆者:RIO
・大手外資系メーカー マーケティング マネジャー
・入社前はTOEIC 935点だったが会社では全く英語が通用せず
・日常生活の中に英語を取り入れることに強いこだわりを持ち英語力をアップ
・日本生まれ日本育ちながら英語力を向上させ、現在日々英語を使って仕事を行う
・2児の親

目次

外資系でいつまでも英語ができない人の特徴 | できないままにしないために伸びる人との違いを理解する

普段外資系企業に勤めていると、もちろん英語を使う頻度は高く、誰の英語がうまい(ヘタ)という話はよく出ます。

同じように毎日を過ごしているのに英語が伸びている人と、伸び悩む人がいるのが事実です。

両者の間にはそれぞれ共通点があるように感じます。

英語が伸びない人の3つの特徴

Chart

筆者が普段外資系企業で働きながら様々な人と話をしてきた中で感じた、英語を勉強しているはずなのに中々伸びない人の特徴を3つにまとめました。

英語が伸びない人の特徴1:
勉強の順番が間違っている

もっとも多いのが、勉強の順番が間違っていることだと感じます。

英語のできない人の多くがとりあえずまず先に英会話スクールに通ったり、オンラインで始めたりしていますが、それでは伸びません。

まずは基礎固めが必要です。

TOEICでもなんでも良いですが、まずは発音やボキャブラリー、読解力やリスニング力など、基礎を固める必要があります。

そこをやらずにいきなりスクールから始めてしまうと、スクールの中で教えられる浅い知識のみ入ってくるだけで、網羅的に英語を使えるようになりません。

何か一つ英語について新しいことを学んでも、そこから他のことへの関連付けが弱く、学習効果が低いです。

スクールに通っていればなんとなく話せるような気になりますが、引き出しが少ないため、英語の会議やディスカッションなどで太刀打ちできません。

スクール通いが先ではなく、試験などをきっかけとした基礎固めが先です。

実際に筆者は、大金を払ってとりあえずスクール通いからスタートし、結局伸びていない人を多く見てきました。

筆者自身もそうでしたが、先に基礎を固めをしておくと、後はそれをどう使うかという話になります。

英会話スクールなどに通っても、

「このフレーズはこういう感じで使うのか」

「あのフレーズも似たような感じだから同じシーンで使えるかな」

など、基礎力があれば他の事柄との関連付けができ、学習効果が高まります。

地道ですが、まずは発音、ボキャブラリー、文法、リスニング力など、基礎固めをしっかりやりましょう。

筆者が外資系企業で通用する英語を身につけるまでに行ったことを以下の記事で紹介していますので、こちらもぜひ。

英語が伸びない人の特徴2:
日常的に英語に触れていない

英語は言語であり、慣れの部分が大きいです。

従い、スクール通いや机に向かった勉強だけではなく、いかに日常的に英語に触れ続けるかが重要です。

伸びない人の特徴として、

「いやー、毎週英会話スクール行ってるんだけどなー」

みたいな人がいますが、それだけでは伸びないです。

例えばドラマや映画を英語字幕で見る、Google検索を英語で行う、とにかくあいている時間は英語のポッドキャストを聴くなど、やれることはいくらでもあります。

そういった方法で普段の生活の中でなるべく英語に触れているかどうかで、長い目でみると差が出てきます。

スクールに行っていることに満足せず、普段の生活の中に英語を取り入れることが重要です。

英語が伸びない人の特徴3:
プレゼンや会議など事前にスクリプトを準備して本番に読み上げている

毎回プレゼンや会議で明らかにスクリプト棒読みになっている人、英語力アップの機会を逃しています

なぜなら、スクリプトを読むだけでは、英語を頭の中で組み立てたり、抑揚をつけて喋るトレーニングにならないからです。

裏を返すと、スクリプト無しで話す練習をすることによって、英語の文章を頭の中で組み立て、アウトプットするトレーニングになります。

もちろんプレゼンの前にスクリプトを作るのは良いですが、本番はスクリプトを読み上げるのではなく、スクリプト無しで話しましょう。

スクリプト無しで話す練習をする中で、どうしてもスクリプトと違う表現が出てきたりします。

その違う表現が出てきた後も話すのを止めず、スムーズに意味が通じるように話すようにすることがトレーニングになります。

また、本番はスクリプトを読むだけだと、結局本番の前に喋る練習をしません

この本番の前の喋る練習というのが、発音や上記のような英語の組み立ての練習になります。

英語力アップに直結するので、とても貴重な機会です。

伸びていない人はスクリプトを用意して満足してしまっていますが、英語力アップの機会損失です。

ぜひ、本番はスクリプトを読まない形で臨むこととし、そのための練習をするようにしましょう。

英語が伸びる人の3つの特徴

Business person

続いて外資系企業で英語が伸びる人の特徴を3つ挙げていきます。

伸びない人の特徴の裏返しのような側面もありますが、ぜひ参考にしてください。

英語が伸びる人の特徴1:
基礎をおさえてから実践に取り組んでいる

伸びない人の特徴のところでも記載しましたが、外資系企業で通用するレベルの英語を身につけるためには、まずは基礎固めが必要です。

ここでいう基礎力とは、発音やボキャブラリー、文法、リスニング力などで、この基礎力が無いと英会話スクール通いなどの効果を最大化できず、その後伸び悩みます。

英会話スクールでも会社の英語での会議でもメールでもなんでもよいですが、何か英語について新しい学びがあったとき、基礎力がある人であればそこから何倍もの学びにつなげられます。

「この表現はこのシーンで使われているのだから、あの表現も同じようなシーンで使えるのかな」

「このフレーズはよく海外の人が使っているけど、あのフレーズとの違いは何だろう」

など、一つの学びが様々な疑問につながり、学びが飛躍していきます。

実際筆者は入社時にTOEIC 935点ありましたが、入社当時は英語のプレゼンやディスカッションで自分の英語が全く通用しませんでした。

しかし、TOEIC 900点を超える基礎力があったおかげで、そこからの成長は早かったように感じます。

時間がかかりますが、TOEICなどの試験を有効に活用して、基礎力を身につけましょう。

筆者が実際に外資系企業で通用する英語を身につけるまでに行ったことを以下の記事にまとめていますので、こちらもぜひ。

英語が伸びる人の特徴2:
日常生活に英語を浸透させている

英語が伸びる人は、スクール通いや机に向かった勉強時間以外で、英語に触れている時間が多いです。

英語は慣れの部分が大きいため、そのように長く英語に触れている人の英語力が相対的に伸びるのは納得がいきます。

「忙しくて中々英語ができない」というのはナンセンスな言い訳で、英語を日常に浸透させる方法はいくらでもあります。

例えば、ドラマを英語字幕で見たり、デバイスを英語設定したり、アレクサに英語で話しかけたり、最近ではChatGPTと英語で話しても良いでしょう。

いくらでも方法がありますので、ご自身でも様々な方法を試してみてください。

とくに普段の情報のインプットは英語の方が最新で幅広い情報を得ることができますので、ニュースなど興味のある分野の情報収集はぜひ英語でやってみましょう。

英語が伸びる人の特徴3:
英語ができることによる世界の広がりを楽しんでいる

最後はモチベーションの要素が強いですが、楽しみながらできている人は伸びている印象です。

英語学習は長期戦ですが、楽しみながら学習することによってモチベーションを維持し、学習を続けることができます。

英語は単に会社から求められているから、であるとか、試験の点数のために学習をしているとつまらないものになります。

おすすめは趣味を英語でも楽しんでみることです。

自分の趣味について情報収集したりする際、英語で行ってみると、実は自分が想像していた以上に面白い情報が世の中に転がっていることに気づきます。

また、自分が想像している以上に世の中に自分と同じ趣味を持った人がいることを知ります。

これも英語による自分の世界の広がりの一つであり、そういったことをぜひ楽しみましょう。

趣味でなくとも、英語によって関われる情報や人の幅が格段に広がります。

そこに何らかの楽しみを見いだせるとモチベーションアップにつながるでしょう。

まとめ – 英語を伸ばすために必要なこと

この記事では、英語が伸びている人の特徴として以下を紹介しました。

・基礎をおさえてから実践に取り組んでいる

・日常生活に英語を浸透させている

・英語ができることによる世界の広がりを楽しんでいる

これらは、特に長期的な観点で英語を伸ばすために必要なことです。

筆者も、外資系企業で日々英語を使って仕事ができるようになるために、上記の3つの姿勢はとても重要だったと感じます。

その場しのぎもときには必要ですが、英語力向上を長期的に進めていくために、ぜひ意識してみましょう!

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