※記事更新日2025年8月2日
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シャドーイングって効果的な学習法らしいけど、正直つまらない――。
英語学習をしていれば、一度は耳にしたことがあるはずのシャドーイング。英語の音声を聞き、その直後に同じ文章を口に出して繰り返す練習法で、同時通訳者のトレーニングにも用いられています。
確かに効果はあります。しかし、ただ音声をなぞるだけの練習は単調になりやすく、最初に筆者が挑戦したときも「ザ・勉強」という雰囲気に正直飽きてしまいました。
そこで筆者はシャドーイングを飽きずに続けられるよう、さまざまな工夫を取り入れてきました。その結果、英語力の伸びを実感しています。「つまらない」という壁さえ越えられれば、シャドーイングは間違いなく効果的な学習法です。
この記事では、シャドーイングを長く続けるためのコツと、学習をサポートしてくれるおすすめのシャドーイングアプリをご紹介します。
筆者自身が感じた効果は、例えばこんなものです。
- 英語を聞き取るスピードが上がった
- 頭の中で日本語に訳さずに反応できるようになった
- 自信を持ってスムーズに話せるようになった
シャドーイングを継続すると、このような変化を実感できます。ぜひ、自分に合った方法で取り入れてみましょう。
筆者:RIO
・大手外資系メーカー マーケティング マネジャー
・入社前はTOEIC 935点だったが会社では全く英語が通用せず
・日常生活の中に英語を取り入れることに強いこだわりを持ち英語力をアップ
・日本生まれ日本育ちながら英語力を向上させ、現在日々英語を使って仕事を行う
・2児の親
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シャドーイングを続けるためのコツ
シャドーイングは効果はあるのですが、筆者の経験上続けるのが一番のハードルです。
筆者は以下のような工夫をして、毎日10分〜30分、無理なく続けています。
今まで何もしていなかった時間にやる
筆者は家から最寄駅、あるいはオフィスの最寄駅からオフィスまで歩いている間シャドーイングしています。往復でだいたい30分程度ですね。
この時間は今までポッドキャストを聴いたりしていましたが、シャドーイングの方が効果的なのでシャドーイングをすることにしました。
周りの目を気にする必要はありません。堂々と英語で会議でもしているような雰囲気で英語を話しながら歩いています。
歩きながら少し身振り手振りも交えて話していると、本格的に話す練習になりとてもおすすめです。
また、筆者は朝起きてコーヒーを入れながらダラダラしている10分くらいの間もシャドーイングしていることが多いです。
このように今までほとんど何もしていなかった隙間時間を活用してみるのは有効です。朝の散歩中なども良いでしょう。
お気に入りのポッドキャストを見つける
自分が気に入っているポッドキャストや、そのときの気分に合わせて聴けるポッドキャストを揃えておくとシャドーイングには便利です。
教材でやるのも良いのですが、やっぱり自分が興味のある話で行う方が楽しく取り組めます。
例えば朝起きてニュースをインプットしたいと思ったら、ニュース系のポッドキャストでシャドーイングしてみることです。クスッと笑えるエピソードが聴きたい気分であれば、コメディ色の強いポッドキャストを聴くのもありでしょう。
スクリプトをすぐに確認できないものもあるかもしれませんが、スクリプトを見て勉強することにとらわれすぎる必要はありません。
興味のあるものでとりあえずシャドーイングしてみるということでも十分だと思います。大事なのは継続です。
ポッドキャストでなくともYoutubeなどでお気に入りのチャンネルを見つけて毎日視聴するのも良いでしょう。
なお、以下にて本当に面白いポッドキャストを紹介しているので参考にしてください。

自分の上達度を理解する
シャドーイングでどれくらい上達したかを測ることは、続けるためのモチベーションになります。
自分の上達度を理解したり、モチベーションを維持するのには筆者の経験上以下が有効です。
・自分の音声を聞く
・自分の音声にフィードバックをもらう
・発話量を記録する
まず、自分の音声を聞くこと。これは絶対に必要です。
少し恥ずかしいのですが、これを避けるといつまでも自分の弱点がわかりません。ぜひ録音して自分の発声内容をしっかりと聞きましょう。
最近のシャドーイングアプリでは自分の音声を録音し、それを採点してもらう機能があるものがあるので、ぜひそういったものを活用しましょう。
また、発話量を記録していくこともモチベーションアップにつながります。
「自分は今まで10,000語も話したのかー。」「今週はあまり話せなかったな。」といったちょっとした振り返りが重要です。こういった記録機能も最近のアプリには搭載されていることが多いので、ぜひ活用しましょう。
おすすめのシャドーイングアプリ
上記で触れたとおり、最近は録音機能や採点、発話量記録など機能的なシャドーイングアプリが増えてきました。
昔は本を買って付属のCDを使ったり、ラジオを聴いてシャドーイングをしていた人もいると思いますが、それに比べると便利になったと思います。
以下、筆者が実際に使って良いと思ったシャドーイングアプリをご紹介します。
世の中には様々な英語学習アプリがあり、多くのアプリではそのコンテンツの一部にシャドーイングが組み込まれていたりしますが、まずはシャドーイングに特化した機能を持つアプリを紹介します。
※取り組みやすいと思う順に並べました。
BizSprinto シャドーイング [月額500円]

BizSprinto シャドーイングはシャドーイング特化型のアプリで、月額500円という取り組みやすい価格設定が特徴です。
基本的な機能が備わっており、シャドーイング後に自分の音声を確認できたり、AIによるスコア判定機能がついています。とりあえずシャドーイングに取り組んでみたい人にとっては十分でしょう。
各レッスンの例文がビジネスに特化されているので、シャドーイングをしながらビジネスの現場で使える表現が身に付く点も嬉しいポイントです。
ビジネスパーソンでシャドーイングによる英語力アップを検討している方は、まずダウンロードしてみましょう。
ダウンロード無料で一部のコンテンツを使えるので、試してから課金を判断ですね。
▽BizSprinto シャドーイング 公式サイト
トラビット [月額2,167円から]

トラビットはシャドーイングと瞬間英作文の両方を練習できるアプリです。シャドーイングアプリの中では格安の部類に入るかと思います。
トラビットのシャドーイングにはAIによるスコアリングや解説機能が備わっていて、自分の実力を理解することができます。
レッスンのトピックは日常とビジネス両方広くカバーしていて、総合的にスピーキング力をアップさせたい人には適しているでしょう。
シャドーイングだけならBizSprintoでも良いと思うところですが、瞬間英作文も合わせて練習したい場合はトラビットが選択肢となるでしょう。
▽トラビット公式サイト (PR)
トラビットについて詳細を確認したい方は以下の記事を参考にしてください。

Shadog [月額3,600円]

Shadogは比較的新しいアプリで、こちらもシャドーイングに特化しています。
WPM(Words Per Minutes = 1分間に何語話せるか)を用いたユーザーの実力判定や、ユーザーの発話内容に対する解説機能がついています。
添削内容が比較的丁寧で、AIですがそれなりに的を得たアドバイスを提供してきます。
また収録問題数が約500問と多く、長く使えるアプリでしょう。単語や文法の学習ができるコンテンツも入っています。
ダウンロードは無料で一部のコンテンツが使えるのでまずは試してみるのが良いでしょう。
▽Shadog公式サイト(PR)
シャドテン [月額21,780円]

シャドテンは超本気のビジネスパーソン向け、シャドーイング特化型アプリです。
なんと言っても月20,000円を超える価格設定が最初に印象に残ります。
シャドテンの最大の特徴は、ユーザーのシャドーイング音声をAIではなく人間が採点し解説することです。
AIが採点・解説するアプリだとどうしても同じような解説内容になったり緊張感がなかったりしますが、人間が採点する場合はその解説のクオリティが高かったり、出す側としても少し緊張感があって本気度が増すなどの良い効果があるでしょう。
筆者の会社の同僚でもシャドテンは話題で、取り組んでいる人がたくさんいます。月20,000円を超える価格設定も自分のやる気を高めてくれるようです。
本気で英語力アップに取り組みたいビジネスパーソンはぜひ検討してみましょう。
▼シャドテン公式サイト (PR)
シャドテンについての詳細は以下をご覧ください。

シャドーイング機能の入っているおすすめの英会話アプリ
シャドーイング特化というわけではないのですが、アプリの機能の中にシャドーイングが含まれる、クオリティの高い英会話アプリもご紹介します。
全て筆者も実際に使ってみて継続できたものです。
スタディサプリ ENGLISH ビジネス英語コース [月額3,278円]

スタディサプリ ビジネス英語コースのアプリは英語を話せるようになるために必要なコンテンツが豊富に入っています。
単語やフレーズ、リスニング、ディクテーション、シャドーイング、瞬間英作文、講義動画など、まさにオールインワンです。
各レッスンはドラマ形式になっていて、これが「物語を体験しているようで楽しい」と感じる人は多いようです。
筆者も実際にアプリを使ってみてこのドラマ形式という切り口は親しみやすくて良いなと感じました。
無料体験期間があるのでぜひ試してみましょう。
スピークバディ [月額3,300円]

スピークバディは、トピック別のフリートークが有名ですが、シャドーイング機能もある総合アプリです。
フレーズひとつひとつをしっかり身につけられるよう各レッスンが工夫されています。
あるフレーズに絞って、1つのレッスンの中でその意味の確認から、実際のシーンでどのように使われるかの確認、発音練習、回答文全体を考えて話すところまで順を追って練習できます。
このようなレッスンを通して身につけたフレーズをフリートークでいかすなどのサイクルを回していけると、英語のスピーキング力がアップしていくことでしょう。
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ChatGPTなどのAIとシャドーイングするのはアリか?
ここまでシャドーイング特化型アプリを紹介してきました。
一方で、ChatGPTのような汎用型のAIと英会話を練習するというのが最近のトレンドとしてある中、それらとシャドーイングを練習するというのはアリでしょうか。
結論としては「使い方次第ではアリだが完璧ではない」です。
例えばChatGPTに「◯◯のようなフレーズを練習したい」と言えば、例文を瞬時に作成し、即シャドーイング素材を提供してくれます。自分が練習したいフレーズをすぐに練習できますね。
また解説も得やすく、自分の発音の改善ポイントを教えてくれたり、ニュアンスが分からないフレーズがあればすぐ回答してくれます。
一方で上記で紹介したシャドーイング特化型アプリのように網羅的にレッスンが組まれていたり、発話量を記録してくれたりといったことはありません。
シャドーイングの効果を信じてきちんと取り組む人には、シャドーイング特化型アプリが合っているでしょう。
ChatGPTは「今日は気分的にちょっとシャドーイングしてみようかな」といったライトなニーズを満たすと思います。
シャドーイングは教材じゃなくても良い
シャドーイングをやろう!と本気で思う場合、まずは上記でご紹介したアプリなどが選択肢となります。
上記のようなアプリはシャドーイング向けの教材が入っていてそれはそれで良いのですが、勉強していることに疲れる瞬間もあるでしょう。
筆者は英語を聞くことがあればそれは全てシャドーイングの機会と捉えています。必ずしも教材が提供されていなくても良いわけです。
例えば以下のような場合でも、ぜひブツブツ話してシャドーイングを行ってみましょう。ただ聞いているよりも英語が上達しますよ。
英語の会議を聞いている時
英語の会議に出席しても自分が話す時間はそんなに多くはない、ということがあると思います。
そのようなとき、ただ他の人が話しているのを聞くだけではなく、全て真似して話してシャドーイングしてみましょう。
筆者はよくリモート会議で海外の人がプレゼンテーションしている際、シャドーイングをしています。もちろんマイクがオフになっていることに注意しながら。
インド人やシンガポール人の同僚の早口な言葉にシャドーイングでついていこうとしたり、アメリカ人やオーストラリア人のアクセントを忠実に再現しようとシャドーイングしてみると、結構楽しいものですよ。
有意義な時間になるのでぜひ試してみてください。
ポッドキャストを聴いているとき
筆者は大のポッドキャスト好きで、耳が暇していればいつもBluetoothイヤホンをつけてポッドキャストを聴いています。
ポッドキャストはネイティブの方々が自由に話しますし、スクリプトも提供されていないケースが多いので教材としては不十分かもしれません。でも単に聞いているよりシャドーイングしている方がスピーキング力が上がります。
また英語学習向けの教材と違って何より楽しいというのが大きいですね。
自分が好きなジャンルやパーソナリティのポッドキャストを聴いて楽しみつつ、英語力も上げてしまおうというわけです。
改めて以下、勉強している感がゼロの面白いポッドキャストを紹介しているのでご参考にしてください。

映画やドラマを見ているとき
Netflixなどで英語字幕付きの映画やドラマを気軽に視聴できる便利な時代になりました。
映画やドラマを見ている際、単にぼーっと見るのではなくぜひシャドーイングの機会にしましょう。
特にNetflixは英語字幕が高い確率でついているので、英語字幕で見ながらシャドーイングしても良いと思います。
おすすめはコメディやヒューマンドラマですね。サスペンスやSFは結構難しいワードや難解な言い回しが出てくるので、あくまでシャドーイング向けとしてはおすすめできません。
シャドーイングは結構疲れるので、映画一本見る場合は休み休みやるなどマイペースに取り組めば良いでしょう。
英語に本気の人にとってシャドーイングは強い味方
英語学習にはいろいろな方法があります。文法書を読み込んだり、単語帳をめくったり、YouTubeで動画を観たり。
どれも効果はありますが、実際に英語を話せるようになるためには、聞くだけでも、読むだけでも足りません。必要なのは、正しい発音を聞き、それを真似して口に出すことだと思います。
シャドーイングは、そのシンプルかつ本質的なトレーニングです。本記事で紹介しているようなアプリが出てきたので、今すぐどこでも始められる便利な世の中になりました。
英語の上達を目指す方も、すでに持っている英語力をキープしたい方も、シャドーイングは強い味方になります。
筆者も毎日シャドーイングをしています。一緒に頑張りましょう。
▽本記事で紹介したシャドーイング特化型アプリ
・BizSprinto シャドーイング:月額500円の取り組みやすさ/ビジネス特化の教材/#AIスコア判定
・トラビット:月額2,167円から/瞬間英作文も練習できる/AI解説
・Shadog:月額3,600円/約500問の教材/AI解説
・シャドテン:月額21,780円/本気のビジネスパーソン向け/人間が採点・解説
他にも英語学習に効果的な英会話アプリを探している方は以下の記事も参考にしてください。
