大人も子どもも英語学習に最適なおさるのジョージとは | 英語字幕も!

世界中で長い間愛されている児童向けアニメの「おさるのジョージ(Curious George)」。

Youtubeなどで公開されているのを見かけたことがある方は多いでしょう。

筆者も子どもとおさるのジョージの英語版を観ることがあります。

このおさるのジョージ(Curious George)は英語学習に最適と評判ですが、どのようなアニメなのでしょうか?

この記事では、大手外資系メーカーで日々英語を使って働く筆者が、おさるのジョージがどんなアニメなのかや、英語学習での活用方法を解説します!

筆者:RIO
・大手外資系メーカー マーケティング マネジャー
・入社前はTOEIC 935点だったが会社では全く英語が通用せず
・日常生活の中に英語を取り入れることに強いこだわりを持ち英語力をアップ
・日本生まれ日本育ちながら英語力を向上させ、現在日々英語を使って仕事を行う
・2児の親

目次

おさるのジョージ(Curious George)とは?

おさるのジョージは昔から世界中で児童向けのお話として親しまれています

日本の公式サイトでは、下記のように紹介されていますね。

ジョージは、アメリカの絵本作家レイ夫妻によって1941年に刊行された絵本「Curious George」に登場するキャラクターとして生み出されました。

日本ではその絵本が「ひとまねこざる」シリーズとして1954年に出版されて以来、身の周りのあらゆることに対し好奇心をもち、愛らしい騒動や冒険を巻き起こすジョージは、多くの人々に愛されてきました。

おさるのジョージ オフィシャルサイト

調べていくと「ひとまねこざる」と「おさるのジョージ」という二つのタイトルが出てきます。

ひとまねこざる」がオリジナルのシリーズ、「おさるのジョージ」が新しいシリーズのようです。

ひとまねこざる」は”Original Adventures”の位置づけで、Hans Augusto (H. A.) Rey(ハンス・アウグスト・レイ)とMargret Rey(マーグレット・レイ)夫妻の作品です。

Original Adventuresには以下7つのお話があります。

  • Curious George (1941)
  • Curious George Takes a Job (1947)
  • Curious George Rides a Bike (1952)
  • Curious George Gets a Medal (1957)
  • Curious George Flies a Kite (1958)
  • Curious George Learns the Alphabet (1963)
  • Curious George Goes to the Hospital (1966)

最初のCurious George(邦題:ひとまねこざるときいろいぼうし)では、ジョージ(George)がアフリカに住んでいるところから始まり、黄色い帽子のおじさん(the Man with the Yellow Hat)に街に連れてこられる展開が描かれています。

その後、2つ目のCurious George Takes a Job(邦題:ひとまねこざる)では、ジョージが動物園で暮らしているところから始まり、そこから逃げ出して冒険し、最後には黄色い帽子のおじさんの部屋で暮らし始めるところまでが描かれています。

そして残りの5つでは、ジョージが黄色い帽子のおじさんと暮らしながら、日々好奇心に任せて様々な冒険を行う様子が描かれています。

オリジナルの出版と日本語訳の出版は順序が異なっているため、オリジナルの出版の順序で読み進めていかないとストーリーが合わない点には注意が必要ですね。

そして現在、より一般的になっている方の「おさるのジョージ」は、”New Adventures”の位置づけで、厳密には「ひとまねこざる」の”Original Adventure”とは別のシリーズという形です。

オリジナルを原案として1998年より様々なアーティスト(Mary O’Keefe Young, Martha Weston, Anna Grossnickle Hines, Michael Alan Jensen, and Vipah Interactive)が関わって制作されています。

今では「おさるのジョージ」を知らない人はいないほど世界中で有名になりました。

子ども向け書籍/アニメとしては高い評価を受けています。

おさるのジョージの対象年齢 | 4歳以上

ひとまねこざる/おさるのジョージの対象年齢は4歳以上と案内されているケースがほとんどのようです。

確かに実際に絵本を読んでみると、結構話が長くストーリー性があるため、それくらいの年齢が良いかもしれません。

アニメの場合は動きがありますので、筆者の1歳の子どももたまに観てゲラゲラ笑っており、4歳未満でも観て楽しめる内容です。

ジョージが自分の興味に任せて様々な試みや冒険を行う様子や、黄色い帽子のおじさんがそれを受けて慌てている様子などがとても面白いようです。

ストーリーがしっかりしており、大人も楽しめますよ!

おさるのジョージの作品の魅力

子どもの興味を駆り立てるストーリー

「ひとまねこざる」「おさるのジョージ」の内容は非常に子どもの興味を引く内容になっています。

物語の中でジョージが普段興味を持つ内容はまさに子どもが日常生活の中で興味を持つ内容で、子どもはジョージと一緒に探求していくような気持ちになることでしょう。

例えば、以下の動画では、ジョージが黄色い帽子のおじさんと一緒に車に乗りながら自動洗車機に入っていき、遊園地のアトラクションのように楽しむシーンが描かれています。

きっと子どもも同じようなワクワク感を感じることでしょう。

また、家に帰った後、そのワクワクを再現しようと車のおもちゃや洗剤、家具などを使って自動洗車機を再現しています。

そのように創意工夫して遊ぼうとするのも、まさに子どもと一緒ですね。

このように、ひとまねこざる/おさるのジョージでは、まさに子どもが興味を持つような内容が盛りだくさんとなっています。

子どもはジョージになりきって楽しむことができるでしょう。

キャラクターの愛らしさ

登場人物について、ひとまねこざる/おさるのジョージでは、ジョージに加え、黄色い帽子のおじさんが毎回のストーリーで出てきます。

2人は公式サイトでは以下のように紹介されています。

ジョージ(George)

知りたがりやのこざる。黄色い帽子のおじさんと一緒にアパートに住んでいる。

身の回りのものを何でも調べてみないと気がすまない。

そのために、時には思いがけない騒動を起こしたり、冒険をしてしまうことも・・・。

おさるのジョージ オフィシャルサイト

まさに子どもと同じですね。

子どもがいる親御さんであれば、その溢れる好奇心と探求心、実際の行動力はご自身の子どもと重なるところがあり、ジョージを観ているとなんだかとても愛らしく感じることがあるでしょう。

黄色い帽子のおじさん(the Man with the Yellow Hat)

ジョージのいちばんの友だちであり、良き理解者でもあり、ジョージをいつでも信頼している親のような存在でもある。

トレードマークは黄色い帽子で、洋服やネクタイも黄色いものを好んで着ている。

おさるのジョージ オフィシャルサイト

黄色い帽子のおじさんはまさにジョージの良き理解者です。

ジョージの行動に振り回されることがありながらも、ジョージの好奇心や探求心を最大限尊重し、一緒に楽しんでもいます。

失敗しても頭ごなしに怒りません。

むしろ「すごい!」などと言って学びや意外性をほめます。

そのあとに、「でもね」と言って注意をしたり、もっとこしたらうまくいくのでは?といった提案をします。

親としても参考になりますね。

毎回必ず出てくるのはこの2人だけなのですが、一方でその他にも多くの愉快なキャラクターが出てきます。

どのキャラクターも個性があって魅力的です。

おさるのジョージは英語学習にも最適

ひとまねこざる/おさるのジョージは英語学習にも最適です!

子どもの英語学習に対してはもちろんですが、一緒に観ることで親の英語力も向上します。

例えば先ほどご紹介した動画で、ジョージが黄色い帽子のおじさんと車に乗りながら自動洗車機に入っていくシーンや、その後家に戻ったあとの場面では、以下のようなワードが出てきます。

ナレーション: This was weird. The car was turned off, but somehow it was still moving.

黄色い帽子のおじさん: Isn’t it great? This is the best thing about an automated car wash! It’s automatic!

家に戻った後———————————————————————————————————

Allie(アリー): That was fun! I wish I could do it again right now! Oh, yeah George, let’s make our own automated car wash!

ナレーション: They make an entrance, and exit. If you are building a car wash, you need something that lets water in, not all at once.

Curious George 🐵 George and Allie’s Car Wash 🐵 Kids Cartoon 🐵 Kids Movies 🐵 Cartoons for Kids

これらはほんのワンシーンですが、これらだけでも非常に有用な表現が多く含まれておりますね。

会話のキャッチボールには日々使える日常表現が盛りだくさんですし、ナレーションには何かを説明する際の文章として参考になる表現が多く出てきます。

ぜひ子どもと一緒にひとまねこざる/おさるのジョージを観ながら一緒に英語学習もしてしまいましょう!動画だけではなく絵本もおすすめです!

筆者の家では以下の本が効果がありました。

ジョージと黄色い帽子のおじさんがアルファベットを教えてくれる本で、子どもの食いつきがとてもよく、アルファベットや単語を覚えてくれましたよ!

ひとまねこざるのABC

おさるのジョージを活用した英語学習の5つの方法 | 大人向け

主に子どもと一緒に観る大人向けに、筆者がおすすめするおさるのジョージを活用した5つの英語学習の方法をご紹介します。

ぜひおさるのジョージを観ながら英語学習の機会を最大化しましょう。

シンプルな英語でリスニング基礎力の強化

おさるのジョージでは子供向けのシンプルな英語が使われています。

まずは字幕をつけずに、英語の音声だけを聴くことでリスニング力を強化できます。

リスニングは、英語の音を理解してから行うとより効果が高まりますので、まずはそもそも英語にどんな音があるのか理解するところから取り組みましょう。

地味ですがその後の英語力アップのスピードに大きく影響するため、英語初心者の方は特に重要です。

発音リスニング分野で20年近くNo1ヒットを続ける名著である「英語耳」は非常に参考になりますので、まずはこちらをやってみましょう。

改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる

英語字幕を活用したリーディング力の強化

おさるのジョージはYoutubeで英語字幕を表示させることができます。

英語のセリフを読みながらアニメを視聴することで、リーディングスキルの向上や文法の理解を深めることができます。

また、字幕を使ってセリフの発音やリズムを練習することもできますね。

アメリカ文化の理解

英語を理解し、特にネイティブスピーカーと会話を行っていくためには、その国の文化を知ることも重要です。また、そこに語学学習の面白みがあります。

おさるのジョージはアメリカを舞台にしているため、アメリカの文化や背景を理解することもできます

例えば、アメリカの日常生活や習慣、食べ物、祝祭日など、アニメの中で描かれるシーンを通じて学ぶことができます。これにより、アメリカ文化についても深く理解することができます。

文化を理解することによって、とくにネイティブスピーカーとの会話において相手の発言の背景を理解することができるようになってきます

ディクテーションでライティング力アップ

少し気合がいりますが、アニメのセリフを聴いたり英語字幕を見たりして、書き取りをするディクテーションを行うことも有効です。

正確に書き写すことで、リスニング力とライティング力の両方を鍛えることができます。特に、単語のスペルなんかは実際に書いてみると分からなかったりするので、気になった単語や文章は書いてみることにしましょう。

シャドーイングでスピーキング力を鍛える

筆者が最も効果があると思う学習方法のひとつにシャドーイングがあります。

アニメのキャラクターのセリフの後に続いて自分自身で声に出して話してみる方法ですね。アクセントを意識して発音をすることで、自分自身のスピーキングスキルを高めることができます。

ジョージはおさるさんの鳴き声しか発しないので、例えば黄色い帽子のおじさんになりきってセリフの後に話してみましょう。

本当にキャラクターになりきってやってみると意外と面白いですよ。

シャドーイングのやり方自体は、以下の書籍がおすすめです。

「新ゼロからスタートシャドーイング 入門編」はシャドーイングのやり方が詳しく書いてあるので、まずはこちらを参考にして始めてみましょう。

シャドーイングに取り組めるようになると、日々の動画鑑賞での英語力アップの機会を最大化できます!

新ゼロからスタートシャドーイング 入門編

おさるのジョージを活用した英語学習の方法 | 子ども向け

おさるのジョージを活用した子ども向けの英語学習の方法は、なんといっても関連の絵本や動画を一緒に楽しみつつ、適宜大人がサポートを入れることです。

特に単に動画を鑑賞しているだけでは英語力はアップしませんし、子どもも内容を理解できないと拒否反応を示します。

絵本は大人から補足説明を入れやすいので、まずは絵本がおすすめです。

上記でもご紹介した以下の本は、子どもがアルファベットを覚えるのに本当におすすめです!

ひとまねこざるのABC

アルファベットをなぞったり、ぬり絵をしたりと、遊びながら学べる以下の書籍もおすすめです。

まずは子どもが楽しみながら取り組めるというのが重要ですね!

Learning with Curious George Pre-K Reading

英語のレベルがある程度高いお子さんには、通常のストーリーを読んであげましょう。

Curious George’s First Day of Schoolは、ジョージが学校へ行くお話です。

楽しくなったジョージは調子に乗って大失敗…でも最後はめでたしめでたしという、このシリーズでは鉄板の展開ですね。

Curious George’s First Day of School

おさるのジョージの英語版の探し方

英語版の動画はYoutubeで手軽に観ることができます。

Youtubeで「Curious George」と検索すると英語版のオフィシャルチャンネルが出てきます。

Curious George Official

各動画はFull Episode(だいたい10分くらい)のものと、そうでないものがあります。

後者はだいたい5分くらいになっていて物語の途中から始まっていたり途中で切れたりするものになっているため、子どもと観る際はFull Episodeを選択する方が良いでしょう。

絵本についてはAmazonでこれまた「Curious George」と検索すれば英語版が出てきます。

英語字幕はYoutubeの字幕機能を使おう

Youtubeの動画で英語字幕を表示させたい場合は、以下ハイライトの字幕機能を使いましょう。

自動生成の字幕ですが、クオリティは高く、ほとんど合っていますので十分使えます。

まとめ – おさるのジョージを英語で観てみよう

いかがでしたでしょうか?ひとまねこざる/おさるのジョージは、古くから世界中の人々に愛されてきました。

好奇心旺盛なジョージの行動に子どもは感情移入し、大人は愛らしく思うことでしょう。

ストーリー性があって内容は面白く、子どもと一緒に観るのもおすすめです。

観る際はぜひ英語版で観てみましょう。

ナレーションやキャラクター同士の会話の中に、英語学習者としても参考になる表現が多く含まれていますよ。

子どもとの英語学習には、ぜひ絵本を組み合わせると学習効果が高くおすすめです!

アルファベットを覚えるのにはこちらがおすすめ:

ひとまねこざるのABC

レベルの高いお子さんには通常のストーリーを読んであげましょう。ジョージが調子に乗って大失敗→でも最後はめでたしめでたしというお決まりの楽しい展開です。

Curious George’s First Day of School

他にも親子で楽しめる英語のYoutube動画を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

大人の英語学習には以下の書籍をおすすめします。

英語の音を理解するのと、シャドーイングに取り組めるようになると、おさるのジョージのような動画鑑賞による英語力アップの機会を最大化できますよ!

発音リスニング分野で20年近くNo1ヒットを続ける名著である「英語耳」

改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる

英会話の入門者・初級者でも気軽にチャレンジできるシャドーイング学習書:

新ゼロからスタートシャドーイング 入門編
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